お客様の声|60坪の一軒家、30mのコンクリート塀解体工事
2024年10月、札幌市南区の築30年の60坪の一軒家を取り囲む、長さおよそ30m、高さ1.5mのコンクリート塀の解体工事をご依頼いただきました。今回は、劣化した塀の解体を決意されたオーナー様の想いと、私たちが手掛けた工事の内容、費用、そして適用可能な補助金制度について、ブログを通じて皆様にお伝えしたいと思います。
「長年の不安が、やっと解消されました」
「古くなってひび割れが目立ち、いつ倒れるか心配で…。特に台風や地震のたびに、不安で仕方ありませんでした。」
オーナー様はそう語り始めました。今回ご依頼いただいたコンクリート塀は、30年の歳月を経て、経年劣化によるひび割れや、一部が剥がれている箇所も多く見受けられました。特に東日本大震災以降、古いコンクリート塀の安全性が問題視されており、オーナー様もそのことを気にされていたとのことです。
また、塀が敷地を完全に覆っているため、日当たりが悪く、圧迫感があることも長年の悩みだったそうです。
「解体業者さんを探していたとき、何社か見積もりをとったのですが、御社が一番丁寧に現地調査をしてくれて、費用も細かく説明してくれたので、安心してお任せしようと思いました。」
この言葉は、私たちにとって何よりの喜びです。解体工事は、単に建物を壊す作業ではありません。お客様の安全と安心を第一に考え、長年の悩みを解決するための大切な一歩をサポートする仕事だと、改めて強く感じました。
安全第一!プロの技術で進める解体工事
コンクリート塀の解体は、一歩間違えると大きな事故につながる危険な作業です。私たちは、長年の経験と確かな技術で、安全かつスピーディーに工事を進めました。
まず、工事着工前に近隣の皆様へご挨拶と工事内容のご説明を行いました。解体時の騒音や粉塵、通行止めなどでご迷惑をおかけするため、事前にご理解いただくことが何よりも重要です。
次に、現場の養生です。ホコリの飛散を防ぐため、塀全体を養生シートで覆い、安全通路を確保しました。
いよいよ解体作業の開始です。
コンクリート塀は、重機(油圧ブレーカー)を使用して破砕していきます。この際、破砕片が飛び散らないように細心の注意を払いました。また、騒音を抑えるために、低騒音・低振動の重機を選定しました。
解体で発生したコンクリートガラは、手作業で鉄筋とコンクリートに分別していきます。鉄筋はリサイクル業者に、コンクリートガラは再生砕石などに再利用されます。私たちは、環境への配慮も大切にしています。
すべての塀が撤去された後、地面を平らにならし、きれいに整地しました。以前は暗くて圧迫感のあった敷地が、見違えるように開放的になりました。
「解体する前は、こんなに変わるとは思っていませんでした。日当たりがよくなって、庭が明るくなったのが本当に嬉しいです。これで安心して暮らせます。」
工事完了後、オーナー様は満面の笑みでそうおっしゃってくださいました。長年の悩みが解決し、新たな一歩を踏み出される姿を見て、私たちも大きな達成感を感じました。
解体工事の施工内容と費用について
今回のコンクリート塀解体工事について、ご依頼を検討されている方のご参考になればと思い、具体的な施工内容と費用についてご説明させていただきます。
【物件情報】
- 構造: コンクリート塀
- 長さ: およそ30m
- 高さ: 1.5m
- 敷地: 60坪
- 所在地: 一軒家の外周
- 築年数: 約30年
【施工概要】
- 近隣ご挨拶・養生:
- 工事着工前に近隣の皆様へご挨拶と工事内容のご説明を行いました。
- 現場周辺を養生シートと仮囲いで覆い、破砕片や粉塵の飛散を防ぎました。
- 解体工事(重機):
- 重機(油圧ブレーカー)を使用してコンクリート塀を破砕しました。
- 破砕片が飛び散らないように細心の注意を払い、低騒音・低振動の重機を選定しました。
- 産業廃棄物運搬・分別・処理:
- 解体で発生したコンクリートガラと鉄筋を手作業で分別しました。
- コンクリートガラは再生砕石などに、鉄筋はリサイクル業者に運搬しました。
- 産業廃棄物管理票(マニフェスト)を発行し、適正に処理されたことを証明します。
- 整地:
- 塀が建っていた部分の地面を重機で平らにならし、整地作業を完了させました。
【解体費用内訳】
項目 | 費用(概算) | 備考 |
コンクリート塀解体費 | 300,000円 | 30m × 10,000円/m |
産業廃棄物運搬・処理費 | 150,000円 | 廃材の量、運搬距離による |
重機回送費 | 30,000円 | 重機の運搬費用 |
諸経費 | 50,000円 | 近隣挨拶、養生費、現場管理費など |
合計 | 530,000円 | ※別途消費税 |
※上記の費用はあくまで概算です。塀の厚みや基礎の深さ、立地条件(重機が入れるかどうかなど)によって変動します。正確な費用は、現地調査を行った上でのお見積りとなります。
補助金制度について
古いブロック塀やコンクリート塀は、地震や台風で倒壊する危険性があるため、多くの自治体で解体費用の一部を補助する制度を設けています。
今回のオーナー様のお住まいの地域では、幸いなことに「ブロック塀等撤去費用補助金制度」が適用できる可能性がありました。
この制度は、倒壊の危険性がある塀を撤去する場合に、その費用の一部を補助するものです。補助金の額は自治体によって異なりますが、工事費用の1/2〜2/3、または上限額が設定されていることが多いです。
【補助金制度の申請手順】
- 事前相談: まずは、お住まいの自治体の建築指導課などに相談し、補助金の対象となるかを確認します。
- 現地調査: 業者(私たち)が現地を調査し、お見積り書を作成します。
- 申請書類提出: お見積り書や現地の写真など、必要書類を揃えて自治体に提出します。
- 承認: 提出した書類が審査され、問題がなければ補助金交付の決定通知が届きます。
- 工事着工: 承認後に解体工事を開始します。
- 完了報告: 工事完了後、完了報告書と領収書などを提出します。
- 補助金交付: 自治体からの確認が完了すると、指定の口座に補助金が振り込まれます。
【注意点】
- 工事着工前の申請が必須: 原則として、自治体の承認を得る前に工事を開始すると、補助金の対象外となります。必ず事前に申請手続きを行ってください。
- 予算に限りがある: 補助金制度は、各自治体の予算に限りがあるため、年度の途中で受付を終了する場合があります。早めの申請をお勧めします。
- 対象となる塀の条件: 多くの自治体で、道路に面している塀や、高さが一定以上ある塀など、補助金の対象となる条件を定めています。
今回のオーナー様には、これらの制度について詳しくご説明し、申請手続きのサポートもさせていただきました。補助金を活用することで、お客様の金銭的なご負担を軽減できる可能性があります。
ブログ読者の皆様へ
「この塀、大丈夫かな…?」と不安を抱えながら毎日を過ごしていませんか?
古いコンクリート塀は、見た目の問題だけでなく、安全面からも早めの対策が必要です。私たちは、お客様の不安を解消し、安心できる暮らしをサポートするため、一つひとつの解体工事に真摯に向き合っています。
解体に関するご相談や、補助金制度について知りたいことなど、どんな些細なことでも構いません。弊社ではお見積りは無料なのでまずはお問合せください。
はじめまして、解体くん編集部・スタッフです。主に解体工事の施工内容や関係法令、お客様へお得な情報を掲載しております。解体工事は人生で1度あるかないかのイベントで、施工前はみなさん心配になります。そんな不安を解消できるようお客様へ有益な情報を提供できるよう心掛けてまいります。もし解体に対してご不明な点等ございましたらお気軽にお問合せください。